熊谷カズヒロ「モンテ・クリスト」 : デュマの原作を作者らしいリメイク。すごいおもしろかったです。「サムライガン」と通底するところがあるので、読むならこちらから。
ピーター・トライアス「ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン」 : 表紙や宣伝文句に惑わされないようにしてほしいです。ディストピア的な色彩の方が強い。イメージよりよほど哲学的でした。
サカナクション「魚図鑑」 : これはすばらしかったです。ただのベストじゃない、サカナクションのよさがすごいわかりました。曲順がほんとに考えられてるからだな。ヘッドフォンで聴くのが吉。
ウルフルズ「ボンツビワイワイ」 : まったくなにもいってないけど最高な、初期のウルフルズが帰ってきた。それでいて演奏は本当にプロフェッショナル。アルバムの中でも突出してなにもいってない「ロッキン50肩ブギウギックリ腰」は必聴です。
Awesome City Club「Awesome City Tracks 2」 : 現代シティポップの担い手、今回もいい感じです。「アウトサイダー」がいい。個人的にはParis Matchを超えられる逸材と思います。
MAN WITH A MISSION x Zebrahead「Out of Control」 : これはすばらしい。この高速ラップとロックの融合がMWAMの持ち味。すかっとします。カラオケで歌うのは難しそう。そこがいいけど。
Shiggy Jr.「サマータイムラブ」 : 文句のつけようがないスーパーサマーチューン。ブレイク必至ですね。曖昧な概念にしてあるのかと思ったら、ほんとのサマータイムだったのがおもしろかった。
チャットモンチー「共鳴」 : 腕のいいサポートメンバーとの共作で、ダイナミズムが向上。さまざまなスキームでいろんな曲を作るという、なかなかない体制ですね。「こころとあたま」のロック最高。
DJみそしるとMCごはん「ジャスタジスイ」 : タイトルチューンは結構壮大でシンガロングもできそうなサビ。しかしソフトでかわいいフロウも両立してる。さすがおみそはん、あなどれないです。
大原櫻子「HAPPY」 : ギタ女の中では1つ抜けた存在ですが、そもそもそういうカテゴリーに入ってないのかも。まっすぐなヴォーカルと亀田さんのウェルメイドな楽曲は、渡辺美里に近い存在なのかもしれない。
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